前作ソウルエッジはストーリー、キャラクター、シンフォニックな音楽等、浸れるゲームでした。
しかし、秒30フレームということと、ゲーム的に強烈なインパクトに欠けたため、あまりウケが良かったとは言えませんでした。
やがてPS版が発売されました。こちらはクオリティの高いオープニングムービーや数々のおまけモードにより好評を博しました。
好評といってもゲームの本質以外のところが評価されていたのですけどね。
そして、その無念を晴らすべく(?)鉄拳3でも使われた新基板システム12上でソウルエッジの続編ソウルキャリバーが 動き出したのです。
鉄拳3と同じシステム基板で動いているとは思えない秒間60フレーム動く美しい画面、
滑らかな動き、魅力的なキャラクター、斬新な8WAY−RUNシステムなど、前作を凌駕する可能性は十分。
はたしてどういう結果が出るのでしょうか・・・。
目覚めし宿命
キリク
ナムコのゲームの主人公というと、一癖も二癖もあるようなやつばっかりなんですけどキリクはかなりまとも。
悲しい宿命を背負ってはいますけどね。ストイックなところはさすがに修行僧だからかな。
シャンファの姉(シャンレン)と恋仲でしたが、イビル化した彼女をやむを得ず自らの手で殺めた過去を持っています。
シャンファのことはどう思っているのかな?エンディングを見る限りでは修行一筋に生きるみたいですけど。
武器は棍。驚異的なリーチの突きや、棍を立ててその上に倒立したり、相手を持ち上げたり、ダイナミックな動きが魅力的です。
上段蹴りを放ちつつ足元を棍で攻撃する上下段同時攻撃技や、相手の股間を強打する技など、変な技も多いです。
涼風の旅客人
シャンファ
シャンファのもつ護法剣が実はソウルキャリバーだったというのが、インフェルノまでたどり着けばわかります。
てことは、主人公はシャンファなの?
華麗な剣の舞いが見ていて楽しい。相手を幻惑するような技や、弾き性能を持つ技など、相手を手玉に取るような戦い方が
出来るようなんですけど・・・私はうまく使いこなせません。
南海の伊達男
マキシ
琉球のヌンチャク使いですね。義兄弟キャンの仇を討つため戦いますが最後は・・・。李龍といい、ヌンチャク使いは
何故か不遇な最期を遂げるようです。それにしてもイイオトコ。死に際までもかっこいい。白い衣装もきれいだし。
ナムコは白の使いかたがうまいですね。
複雑怪奇な構えからの連携の数々はは覚えればとても楽しい。適当にボタン押しても技が出ますけど。
戦国の用心棒
御剣平四郎
前作の主人公。鉄拳シリーズもそうだけどシリーズもので主人公交代するのって多いですね。
海外版では存在すら抹消されてるし。
今回も再びそうるえっじを求めて旅立っていますが、前作からかなりパワーアップしてます。
種子島に勝つために修行したんでしょうねぇ。そんな彼もそうるえっじを手にしてから消息不明。
もしや、次のラスボス・・・?
何と言っても居合からのガード不能技がかっこいい。前作にあった多段連携技がほとんどなくなっていて
違いにちょっと戸惑いましたが、今回の御剣の方が使っていて面白いですね。
封魔の朧影
タキ
漢字で書くと「多喜」だそうですね。これはちょっと・・・。タキの所属していた忍者軍団に関する設定が
充実しすぎてます。10人を越す人物の名前、年齢、得意忍術や、地位が決められてます。
ゲームやってるだけじゃ全然関係ない話ですけど。やっぱりみんなレオタードなんですかね。
レオタードと言えば、今作のコスチュームはいまいちかも、とか思うんですが。胸元があいてるのがなんだか。
すばやい動きと手数で攻めるスタイルは健在ですね。非力さを補うための特殊構え「宿」が攻めのバリエーションを
広げています。宿に移行できる技を使って自然に攻めに組み込めるようになると楽しいです。
誓いの再臨
ソフィーティア・アレクサンドル
水浴び大好き少女だったソフィーティアもいつのまにか一児の母。月日の経つのは早いものですねぇ(しみじみ)。
今回もお色気担当ということで、パンツの色が選べたり、よこちちだったり・・・。投げ技もパワーアップ!
同じ技をエッジマスターにやらせると、すごくイヤな気がする。
でも、今回のコスチュームは3Pカラーが一番なんじゃないでしょうか。露出度はめちゃくちゃ低いですけど
騎士らしさのあふれる衣装がかっこよい。
ガードを揺さぶれる攻撃が強力です。初心者キラーですね。ガードできれば隙だらけな技が多いのですが。
盾を持っているという点が性能に活かされていないのがちょっと残念ですね。ガードしながら攻撃できるとか、
弾き効果を持った攻撃が出せるとか出来ればよかったのに。(って、ズルイけど)
奈落の番人
ヴォルド
相変わらず、ベルチー様の忠実な下僕で、マネーピットの番人。PS版ではソウルエッジに頬擦りしすぎて
剣を壊してしまい、ベルチー様に怒られてましたね。今回はエンディングの1カットで見られる
髪の毛の生えたヴォルドの格好が普段とギャップがありすぎて、ちょっと笑えるかも。
でも、ヴォルドは何だか幸せそう。
奇妙な技にさらに磨きがかかってもうわけわかんないです。エッジの時も苦手キャラでしたから。
でも、ジ・ラックでダウン中の相手に追い打ちするのは大好きです(苦笑)。
魔人の尖兵
アスタロス
人造人間で年齢3歳の、超パワーキャラですね。パワーキャラって大体、
ちょっとおつむが弱いとか、動きが鈍いとかがお約束になってます(そして、誰も使ってくれない)。
アスタロスにもそういった傾向がありますけど、いかにも頭数あわせのために
作られたキャラと違って深いバックストーリーや固有システムが魅力的です。
単発キャラが苦手なのでなかなか使いこなせないんですが、この圧倒的な破壊力には
ほれぼれしますねぇ。
絡みつく孤高の刃
アイヴィー(イザベラ・ヴァレンタイン)
デフォルトキャラクタのなかで最後に公開されたキャラですね。
キャリバーのキャラの中では一番のお気に入り。いや、別におねーさまが好きなわけじゃないです。
武器、技、キャラクタ、バックストーリーが高い次元で融合しているところがポイント。
エンディングではぼかした表現になっていますが、彼女は憎悪の対象である邪剣ソウルエッジの
血を受け継いでいることに気づき愕然とします。そう、セルバンテスの実の娘だったのです。
まさに悲劇のヒロインですね。まぁ、詳細はナムコのサイトの「アイヴィー出生の秘密」を読んでみてください。
アクションの華麗さが光るキャラですね。特に投げ技が豊富で、複雑怪奇コマンド投げ
「収束する世界(マイトアトラス)」や、対空打撃投げ「翼奪う刺蔓(ケイジランブラー)」
さえ決められればもう満足。
蒼き悪夢
ナイトメア
狂気に染まった少年が手にしたソウルエッジは彼の手におえるものではなかった。
ソウルエッジに支配されながらも、自ら手にかけた父親を生き返らせるため
強い魂を集めようとするなど、完全に意識をのっとられているわけではないのが
悲壮感を一層強いものにしていると思います。
ソウルエッジの呪縛から解き放たれ、父親を殺害した現実を素直に受け止めた彼は
再び歩き始めます。そして・・・。
ナイトメアの持つ3つ特殊構えは、巨大な剣を効率よく動かすのに非常に適していると
言えます。説得力のある面白いシステムですね。特殊構えを組み込みつつソウルエッジを
ぶんぶん振り回すのがナイトメアの正しい遊び方でしょう。