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2010年12月30日

2010年のチャンピオンを振り返る

もう2010年も終わりなので今年のチャンピオンを簡単に振り返ってみたいと思います。

まずは何といってもみつどもえとイカ娘のアニメ化ですね。
みつどもえの方はあまり評価は得られなかったようで残念ですが
イカ娘はすごかった。
オタ系ニュースサイトでもほとんど毎日なんらかのイカ娘ネタが取り上げられていて
注目されていることがよくわかりました。アニメの出来もよかったですしね。

星矢LCのOVAも二期の制作が始まっていてそれなりに好評を得ているみたいですね。

来年はイカ娘の二期とケルベロスあたりのアニメ化に期待したいです。


次は今年はじめから連載が始まった三作品「ケルベロス」「ハンザスカイ」「シュガーレス」が
揃って好評なことですね。この中ではケルベロスが一押し。

ケルベロスの前に短期集中で連載された「ジョギリ屋ジョー」があまりに衝撃的で
当時はかなり気に入ってましたから、連載開始を知って当初から期待してました。

ケルベロスはぱっと見、王道的な妖怪退治物ですが、話は熱いし、
主人公の景はショタカワイイし、女の子はそれぞれに違う魅力がいっぱいだし、
女の子は無残に殺されるし(ただし回想シーン内のみ)と
作者のリビドーがコマに叩きつけられていて、見ていてすがすがしい。
この調子で頑張ってもらいたいです。


あとは、読みきりで掲載された「破壊症候群」ですね。
これはチャンピオンの新人漫画賞で入選をとった作品です。
破壊が趣味な少女が、人類支配を企む虫人間を倒し、
街一番の巨大ビルを素手で破壊するというような話です。

何といっても絵がすごく魅力的なんですよ。
雰囲気的には「かってに改蔵」の初期の画風に近いものがありますが
顔の描き方は個性的でそれいて女の子はすごくかわいい。

大量に同じものを描くという表現が得意なようで、
虫人間の群れや、花畑、蝶、シャボン玉など、
見た人の心を色々な意味で揺り動かすような絵が描けるのはすごいと思います。

話は破壊症候群のようなメッセージ性のやや強いものや、
浦安Webで連載中の「ドラゴンスワロウ」のようなどぎついギャグコメディも得意なようですし
今後の活躍に期待したい新人さんです。


全体としては、連載陣はどれも好調でしたし読みきりや短期物も面白いものが多かったですね。
中にはナニコレ的なものもありましたが・・・まあ、よい年だったと思います。

来年もチャンピオンで面白い漫画が読めるといいなぁ。