キャラクター開発日誌(2000年度)

キャラクターの制作状況を日記スタイルで綴ります。


 祝!XVYお披露目!

 というわけで、フェスタ68にてSFXVIの後継システムといえる「XVY(仮称)」が公開されました。 残像・分身の表示や、巨大飛び道具の連発などが特に好評だったようですね。
 私もデモ用キャラを急いで制作して持ち込みました。Luksの改造キャラ(A_Luks)で、 アストラルビジョンもどきと、XVYの限界に挑戦するSHOTのばらまきを実装しています。

 ・・・しかし、SHOTのばらまきはかなりの処理落ちを伴ってしまい、 デバッグ用としては有用ですが、デモ用としてはちょっと逆効果だったかな、とか思ったりしました。


 ちなみに、このSHOTのばらまきは、最近私がハマッているシューティングゲーム「エスプレイド」を かなり意識して作りました。本当は針弾と赤弾の2種を同時にばらまかせたかったのですが 時間の都合で間に合わず赤弾のみになってしまいました。残念。
 A_LuksのSHOTばらまきを改良することにします。 と、いってもPCGパターンは作成済みだからどういう法則で弾を撃ち出すかを決めるだけ。
 針弾は扇状に、赤弾はランダムに・・・。同時に撃ち出す数や、 射出間隔をちょこちょこと調整して完成。うむ、満足。処理落ちも激しいけどな。
 XVY の普及を促進するためにも、目を引くようなことをしておかないといけません。 と、いうわけでトップページに飾るためのアニメーションGifを作成してみました。 ファイルサイズがちょっと大きくなってしまったのが難点ですが、 XVY ならでは、 といえるような画像を集めたつもりなので、じっくり眺めてやってください。
 今後の方針なんかを書いておこうと思います。

 SFXVI でのキャラクター開発は、今後は行わないつもりです。 現在開発中のものは全て、XVY に移行します。
 過去に公開してきたキャラクターは、順次移植していきます。 こちらについては全てを移植する気はないですけどね。 セーラームーン、やっこちゃん、Ryu_Rは移植候補に入れてます。


 フェスタで販売するつもりだった川澄舞は、予想以上に制作が進みませんでした。 XVY 用として夏コミには・・・。
 A_Luks の飛び道具ばらまきによる処理落ちがあまりにもあんまりだということで XVY の高速化が緊急課題となっていました。
 そして、ついにSHOTモジュール駆動ルーチンの大幅な高速化に成功したバージョンが発表されました。

 今のところSHOTを酷使しているのは A_Luks くらいのものなので、 どの程度速くなったのか確かめるためにも、大急ぎでニューバージョンに対応させました。 そして、試してみたところ・・・まだ処理落ちは残っているものの、 今までと比べてかなりの高速化です。これなら実用レベルになったと言えるんじゃないでしょうか。

 ちなみに A_Luks は D_Luks のセルおよびボイスデータを無断で使用しているため、 インターネット上で公開する予定はありません。
 さて、SHOTモジュールの高速化を十分に体験したところで、今度はステージデータモジュールのテストです。 XVY では念願のステージデータモジュールプログラミングが可能になり、スプライトの表示まで自由自在です。

 ・・・というわけで、前々から温めていたネタを実現させてみることにしました。 そのネタというのは「雪の降るステージ」です。SFXVI ではどう頑張ってもパレットアニメーションが関の山でした。 スプライトを表示させるなんてもってのほか。でも XVY ならいとも簡単に実現できてしまうわけです。


 ZERO2のリュウステージをベースとして、 XVY システム本体に付属しているアリーナステージのプログラムソースとにらめっこしてプログラムを書き、 雪の絵を用意して・・・あっという間に完成。うむ、いい感じ。

 でも、雪が直線的に下へ移動するだけなので味気ない。 というわけで、雪の軌跡に揺らぎを持たせたり、降るスピードに変化をだしたり、 キャラクターの前に雪を表示させたり、風を吹かせてみたりしました。
 プログラム的にはかなり汚くなってしまったので、ソースはあんまり見せたくないなぁ。 でも、見栄えはずいぶんとよくなりました。 (月夜の晩に雪が降るという根本的な間違いには目をつぶってもらおう)


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